
美容健康オタクなミニマリスト主婦のシンプルスキンケアの方法と使用している基礎化粧品についてご紹介します。
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30代雪国ミニマリスト&節約主婦みえりんごのプロフィールとブログについて
美容健康オタクなミニマリスト主婦であるわたしの美肌ケアの基本はシンプルスキンケア。
20代の頃は、基礎化粧品を15種類以上使い、お手入れは忙しい朝でも最低30分はかけた過剰スキンケアをしていました。
美肌ケアについていろいろ学ぶうちに、結局ベストなのはシンプルスキンケアということに気づいたわたし。
今では、使っている基礎化粧品は5つ、お手入れの時間は最高でも10分もかかりません。
とても簡単なシンプルスキンケアですが、肌の調子は好調です。
今回は、美容健康オタクな30代ミニマリスト主婦みえりんごのシンプルスキンケアの方法、使用している基礎化粧品、シンプルスキンケアが美肌に効果的な理由についてご紹介します。
記事の内容がすぐ分かるもくじ
- 1 美容健康オタクなミニマリスト主婦おすすめ、シンプルスキンケアのメリットと効果
- 2 美容健康オタクなミニマリスト主婦実践中、シンプルスキンケアが美肌に効果的な理由
- 3 美容健康オタクなミニマリスト主婦が実践しているシンプルスキンケアの基本
- 4 ミニマリスト主婦の過剰スキンケアからシンプルスキンケアまでの道のりと削減できた費用の金額
- 5 美容健康オタクなミニマリスト主婦が過剰スキンケアからシンプルスキンケアへの乗り換えに成功した方法
- 6 シンプルスキンケアで使う基礎化粧品の選び方の基本
- 7 30代美容健康オタクなミニマリスト主婦のスキンケア化粧品の選び方
- 8 30代美容健康オタクなミニマリスト主婦が使用しているスキンケア化粧品
- 9 シンプルスキンケアにおすすめのメイクコスメ
- 10 30代美容健康オタクなミニマリスト主婦の朝のシンプルスキンケア方法
- 11 30代美容健康オタクなミニマリスト主婦の夜のシンプルスキンケア方法
- 12 30代ミニマリスト主婦のシンプルスキンケアの効果と肌画像
- 13 美容健康オタクなミニマリスト主婦のシンプルスキンケアについてのおすすめ本
- 14 《まとめ》ミニマリスト主婦のスキンケアの選び方と方法はシンプルで簡単。肌の調子は良好
美容健康オタクなミニマリスト主婦おすすめ、シンプルスキンケアのメリットと効果
シンプルスキンケアをすることで得られたメリットです。
お手入れがラクになる
スキンケアをシンプルにすると、お手入れがラクになりました。
昔は何本も基礎(スキンケア)化粧品を塗りたくり、その上にパックまでしていたので、夜は1時間近く、朝でも30分はスキンケアにかけていました。
シンプルスキンケアの今は、使う基礎化粧品ものほんの少しなので、お手入れが簡単。
朝も夜も10分もあれば終わってしまいます。
肌の調子が良くなる
過剰なスキンケアをしていたころよりも、シンプルスキンケアをしている今の方が断然肌の調子が良いです。
肌にはもともと、肌を美しく健康に保つ働きが備わっています。
また、基礎(スキンケア)化粧品は、保湿をサポートとしたり、有効成分を角質層に届けるなどのメリットがある一方、過剰なスキンケアは肌にダメージを与えます。
スキンケアをシンプルにして必要最低限の基礎(スキンケア)化粧品の使用に抑えることで、肌がもつ美肌機能とも言える働きを最大限に引き出せるように促すことができます。
美容費が節約になる
スキンケアをシンプルにすると、基礎(スキンケア)化粧品にかけるお金が減り、美容費の節約になります。
また、シンプルスキンケアで使う基礎化粧品の数は限られているので、しっかり使い切ることができ、無駄に使いきれずに捨ててしまうこともなくなりました。
化粧品が無駄に使い切れずに捨ててしまうことも減りました。
スキンケアのお手入れの満足度があがる
シンプルスキンケアをしていると使う基礎(スキンケア)化粧品の数が少ない分、1つの化粧品に対してにこだわりや愛着が強くなります。
どれも自分が納得いく大好きな基礎(スキンケア)化粧品だけを使用しているので、数が少なくても満足感のあるスキンケアができるようになりました。
たくさんの基礎(スキンケア)化粧品を使用して過剰なスキンケアをしていたときは、数よりも量で、とりあえずたくさんの数と時間をかけてやればいいというようなものでした。
基礎化粧品に対する満足感も低く、人気なものや流行りものなどいろんなものに手を出したりしていました。
化粧品の収納に困らなくなる
シンプルスキンケアは、使用する基礎(スキンケア)化粧品の数が限られているので、収納場所や整理整頓に困らなくなりました。
また、探したり綺麗にしたり管理するのもラクになって嬉しいです。
時間にゆとりができる
シンプルスキンケアにすると、お手入れの時間が激減し、朝はせかせか準備する必要なく、夜はお手入れにかけてた分のんびり過ごしたり早く布団に入れるようになりました。
また、基礎(スキンケア)化粧品にかける買い物の時間や、いい商品がないかチェックする時間も大幅に削減できるようになりました。
シンプルスキンケアのおかげで自分の時間にゆとりができています。
肌断食よりもストレスがない
一時期、美肌のためにと肌断食を1年間ほどやっていました。
それなりの肌への効果もありメリットもたくさんありましたが、満足できない点がありやめてしまいました。
シンプルスキンケアは、肌断食の効果とメリットを程度の大小はあるものの、ほぼ同じように得られ、肌断食ほどの窮屈感がないためストレスなく続けられています。
美容健康オタクなミニマリスト主婦実践中、シンプルスキンケアが美肌に効果的な理由
美肌のためには、シンプルスキンケアが効果的な理由をあげてみました。
肌にはもともと健康的な美肌を作る機能が備わっている
スキンケア化粧品を使わなくても、実は肌にはもともと美肌を作ったりキープしたりする機能を持っています。
バリア機能が健康的で若々しい肌を保っている
皮膚の構造は、2つの層からできています。
皮膚の外側の部分で、表面を覆っている
表皮の厚さはわずか0.04~0.07mm。
ラップ1枚ほどの厚さで、その中には表皮細胞が5~10個重なるように並んでいます。
表皮の最も外側である、皮膚表面に角質層と呼ばれる部分があります。
・真皮
表皮の下にある。
真皮の厚さは表皮の約10倍。
真皮には、お肌の弾力やハリを作る丈夫なコラーゲン繊維と、それを作る繊維芽細胞があります。
ちなみに、真皮には栄養を吸収して老廃物を運ぶための血管やリンパ管がありますが、表皮にはありません。
バリア機能は、表皮の外側である角質層が担っています。
角層は、死んだ表皮細胞である角質細胞が10層ほど重なり合っていて、その間に細胞間脂質と呼ばれるものがびっちりと埋められています。
角質細胞と細胞間脂質からなる構造がバリアとなって、体内の水分が簡単に蒸発しないようにしたり、外からの異物や化学物質や異物が侵入するのを防いだり、 紫外線を吸収・反射するなどして肌の奥の真皮へのダメージを防いでいます。
角質層にある角質細胞の中身はアミノ酸を主成分にした水溶性の保湿因子で「天然保湿因子」と呼ばれます。
角質細胞の間を埋めている細胞間脂質の主成分はセラミドでいろんな種類のものが混ざり合っています。
他にはコレステロール、遊離脂肪酸などが含まれています。
細胞間脂質の中は、油と水の層が交互にいくつも重なりあっています。
角質細胞の水溶性の天然保湿因子と、細胞間脂質の脂溶性の保湿因子を合わせて「自家保湿因子」と呼びます。
この2つの性質の保湿成分のおかげで、お肌は自ら潤いを保ち、乾燥から肌を守っています。
角質細胞の水溶性の保湿因子(天然保湿因子)と細胞間脂質の脂溶性の保湿因子は、垢となって剥がれる3~4日前に保湿力が最大となります。
また、 角質層の中にある水分は、何種類ものアミノ酸やたんぱく質と結合したり、電解質になったりして存在しています。
肌には、複雑な成分の組み合わせと構造のバランスによって保湿するしくみがあります。
ターンオーバー(新陳代謝)で肌は生まれ変わり若返っている
ターンオーバーとは、新しい皮膚を作り出し、古い皮膚と入れ替わる流れのことで、お肌の新陳代謝のこと。
お肌の細胞は日々新しく生まれては死んでを繰り返しています。
ターンオーバーが正常にしっかり働くことが、常に若々しく健康的な美肌の維持につながります。
皮膚は、外側にある表皮と肌の奥にある真皮の2つの層でできています。
外側の表皮の一番内側である、表皮と真皮との境目に基底層というところがあります。
この基底層で、新しいお肌のもととも言える表皮細胞が次々と作られています。
表皮と真皮の境目にある基底層で新しく作られた表皮細胞は、2週間ほどかけてどんどん肌の表面にある角質層のすぐ下まで押し上げられていきます。
角質層のすぐ下にくると表皮細胞は死んで、角質細胞になります。
角質細胞になって角層に入ると、角質層の一番上(つまりお肌の一番外側の部分)まで到達します。
表皮細胞が死んで角質細胞になり、角質層の一番上(お肌の一番外側の部分)までたどり着くのに約10日。
角質細胞が、角質層の一番上(つまりお肌の一番外側であるお肌の表面)に到達すると保湿力は最大となっていて3~4日バリア機能として働きます。
バリア機能としての役目を終えると、角質細胞は垢となって剥がれ落ちていきます。
この角質細胞が垢となって剥がれ落ちることが、基底層に「サイン」として伝わり、新しく表皮細胞が作られます。
つまり、正常にターンオーバーが働いていれば、皮膚表面のお肌はおよそ4週間ほどで古いものから新しく生まれ変わっている、つまり肌が若返っているということになります。
ちなみに、真皮の生まれ変わりは1~2年と言われています。
常在菌が肌を健康に保つ
お肌の表面にはたくさんの常在菌が住み着いています。
その数は、約1兆個の常在菌が住んでいるとも言われます。
この常在菌は私たちの皮脂や汗を分解してお肌を弱酸性に保ちます。
常在菌によってお肌を弱酸性に保たれているおかげで、カビや酵母菌、雑菌などから肌を守ることができています。
補足①:肌の水分量は年を取っても変わらない
年とともに変化するのは肌の弾力のみ。水分量、皮脂量、メラニンの量は歳をとっても低下しないことが10年も前に立証されています。ーまた、角質の水分量は、汗や湿度などの外部環境で変化します。肌の潤いとは関係ないことを知っておきましょう。(P29)「何もつけない」美肌術[牛田専一郎]
年齢を重ねるごとに、水分量は減り保湿をしっかり入念にしないといけないというイメージがありましたが、実際は違うよう。
ちなみに肌の弾力は、肌の奥の部分の真皮にあるコラーゲン組織とエラスチンによって保たれています。
真皮にあるコラーゲン組織とエラスチンは皮下組織にある脂肪も支えています。
最新版 肌断食 スキンケア、やめました [ 平野 卿子 ](P66)によると、真皮にあるコラーゲン組織やエラスチンは加齢とともに衰え、50歳を過ぎるとコラーゲンはほとんど生成されなくなってしまうそうです。
補足②:皮脂膜の保湿効果はごくわずか
肌の刺激や乾燥から守っているのが、角質細胞の天然保湿因子、角質細胞どうしの間を埋める細胞間脂質、そして皮膚(角層)表面にある皮脂膜の3つとよく紹介されています。
皮脂膜は、汗腺からの分泌物である汗と皮脂腺からの分泌物が混ざり合ったもの。
皮脂膜がちゃんと形成されていないと、肌の水分が蒸発しやすくなり、乾燥肌や肌荒れ、小じわの原因になるとされています。
しかし、実は皮脂膜の保湿力というのはほんとに微々たるものだったりします。
皮脂は肌の上で汗と混ざりあって、皮脂膜をつくり、肌を乾燥から守っているー。皮脂には皮膚を保湿する働きがある、という説は、30年以上前に否定されています。(P58)
―皮脂膜をつくっている皮脂にも、保湿効果がありますが、それは保湿効果全体の1パーセントにもなりません。99パーセントは自家保湿因子の力によるものなのです。(P61)「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法[宇津木龍一]
皮脂膜の保湿効果としてはあまり期待するものではないのかもしれません。
また、皮脂は肌にダメージを与えるという側面も持っています。
皮脂は時間が経つと酸化して過酸化脂質に変化します。
過酸化脂質はDNAや細胞膜を傷つけるもの。
皮膚を刺激し炎症させて肌トラブルを引き起こしたり、繰り返すと組織にまでダメージを与えてしまいます。
ただ、過酸化脂質は脂質と言っても水溶性なので水で落とすことが出来ます。
「何もつけない」美肌術 皮膚科学に基づく本当に正しいスキンケア法 [ 牛田専一郎 ](P85)によると、皮脂は完璧に落ちていなくても、肌が酸化したり、傷むことはないとされています。
過酸化脂質に関しては、そこまで神経質にならずに、1日1回ほどその日のうちの汚れを落とす程度でOK。
ちなみに油分を含むファンデーションなどは水だけでは落ちません。
基礎(スキンケア)化粧品に大きな効果はない
基礎(スキンケア)化粧品には、女性にとって嬉しいたくさんの役割があります。
・一時的に美肌を演出する
・リフレッシュ、気分を上げる
・使い心地を楽しむ
・ブランドの世界観に浸れる
・綺麗に変身して、自信を作る
ただし(スキンケア)化粧品には、薬のように肌の不調を治すような大きな効果はありません。
化粧品とは、薬事法第2条でこのように定義されています。
「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪をすこやかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされる物で、人体に対する作用が緩和なものをいう化粧品成分ガイド第6版
この定義には、清浄用化粧品、基礎化粧品、メイクアップ化粧品、芳香化粧品、頭髪化粧品などのすべての化粧品が含まれています。
つまり「人体に対する作用が緩和なもの」しか基礎化粧品としては認められないということです。
また、広告における化粧品の効能の範囲は薬事法により、下記の範囲内と決められています。
(2) 香りにより毛髪、頭皮の不快臭を抑える。
(3) 頭皮、毛髪をすこやかに保つ。
(4) 毛髪にはり、こしを与える。
(5) 頭皮、毛髪にうるおいを与える。
(6) 頭皮、毛髪のうるおいを保つ。
(7) 毛髪をしなやかにする。
(8) クシどおりをよくする。
(9) 毛髪のつやを保つ。
(10)毛髪につやを与える。
(11)フケ、カユミがとれる。
(12)フケ、カユミを抑える。
(13)毛髪の水分、油分を補い保つ。
(14)裂毛、切毛、枝毛を防ぐ。
(15)髪型を整え、保持する。
(16)毛髪の帯電を防止する。
(17)(汚れをおとすことにより)皮膚(肌)を清浄にする。
(18)(洗浄により)ニキビ、アセモを防ぐ(洗顔料)。
(19)肌を整える。
(20)肌のキメを整える。
(21)皮膚をすこやかに保つ。
(22)肌荒れを防ぐ。
(23)肌をひきしめる。
(24)皮膚にうるおいを与える。
(25)皮膚の水分、油分を補い保つ。
(26)皮膚の柔軟性を保つ。
(27)皮膚を保護する。
(28)皮膚の乾燥を防ぐ。
(29)肌を柔らげる。
(30)肌にはりを与える。
(31)肌にツヤを与える。
(32)肌を滑らかにする。
(33)ひげを剃りやすくする。
(34)ひげそり後の肌を整える。
(35)あせもを防ぐ(打粉)。
(36)日やけを防ぐ。
(37)日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ。
(38)芳香を与える。
(39)爪を保護する。
(40)爪をすこやかに保つ。
(41)爪にうるおいを与える。
(42)口唇の荒れを防ぐ。
(43)口唇のキメを整える。
(44)口唇にうるおいを与える。
(45)口唇をすこやかにする。
(46)口唇を保護する。 乾燥を防ぐ。
(47)口唇の乾燥によるカサツキを防ぐ。
(48)口唇を滑らかにする。
(49)ムシ歯を防ぐ(歯磨き類:ブラッシングを行う場合)。
(50)歯を白くする( 歯磨き類:ブラッシングを行う場合 )。
(51)歯垢を除去する( 歯磨き類:ブラッシングを行う場合 )。
(52)口中を浄化する(歯みがき類)。
(53)口臭を防ぐ(歯みがき類)。
(54)歯のやにを取る( 歯磨き類:ブラッシングを行う場合 )。
(55)歯石の沈着を防ぐ( 歯磨き類:ブラッシングを行う場合 )。
(56)乾燥による小ジワを目立たなくする。
※「補い保つ」は「補う」あるいは「保つ」との効能でも可。
「皮膚」と「肌」の使い分けは可。
つまり、化粧品の効果はこの56項目だけということになります。
この56項目に表記されていない、肌を白くする、毛穴をなくす、シミやシワを消す、たるみをなくす、クマを改善するというようなことは基礎化粧品にはもちろんできないということ。
ただ、化粧品には、「プラセボ効果」というものがあります。
「プラセボ効果」とは、実際に効き目のある成分が入っていない薬を飲んでも、 自分が飲んでいる薬は効き目があると思い込むことで治る効果のこと。
基礎(スキンケア)化粧品も肌に良いと信じて使えば、自分が求める効果を発揮するかもしれません。
このように基礎(スキンケア)化粧品は、精神面への効果や穏やかな作用はありますが、肌の不調を治すような大きな効果はありません。
また、肌のバリア機能の構造や配合されている成分はとても複雑です。
単純に成分を配合しただけの化粧品では、バリア機能の役目を完璧に果たすことは望めません。
つまり、基礎(スキンケア)化粧品を必要以上に使っても、肌の若返りにつながるような大きな効果は望めないと言えます。
ちなみに、基礎(スキンケア)化粧品の中身は、商品によって大差はあまりありません。
基礎(スキンケア)化粧品の多くは、水(水性成分)、油(油性成分)、界面活性剤で出来ています。
この3つのベース成分が、1つの化粧品全体の70~90%を占めています。
残りの10~30%のわずかな部分が美容成分と呼ばれる効能・効果成分、品質保持剤などになっています。
・化粧水・・・水90%:界面活性剤0~2%
・ 乳液・・・水80~90%:油1~5%:界面活性剤0~5%
・クリーム・・・水30~50%:油10~30%:界面活性剤1~10%
・クレンジングオイル・・・油80%:界面活性剤15~20%
(参考:オトナ女子のための美肌図鑑 (美人開花シリーズ) [ かずのすけ ](P31))
このような配合割合に美容成分や品質保持剤などがプラスされています。
基礎(スキンケア)化粧品のカテゴリは、水、油、界面活性剤の配合量によって変わるだけで、中身はどれもほとんど同じということが言えます。
スキンケアとしての役割を果たせれば、そもそも中身に大差がないので化粧水でも乳液でもクリームでも何でも良いんです。
良くおすすめされる、化粧水→美容液→乳液(クリーム)というようなセット使いを必ずしもする必要はありません。
化粧品は肌の奥までは浸透しない
化粧品は肌の奥までは浸透せず、肌表面にある角質層にしか届きません。
角質層は皮膚のバリア機能を担っている部分。
多くの美容成分は、角質層のもっと奥にある基底層や真皮に届かないと効果がなく、基礎(スキンケア)化粧品で補う意味がありません。
例えば、コラーゲンやエラスチンは分子が巨大なので真皮には届きません。
ただ、角質層には水分やセラミドなどの保湿成分があり、角質層を基礎(スキンケア)化粧品によって一時的に保湿することは、肌の乾燥を守りダメージを防ぐので意味のないことではありません。
「お手入れ=肌に触れること」は必ず肌に負担になる
基礎(スキンケア)化粧品を使うときは、必ず肌に触れることになります。
こする、引っ張る、押す、たたく、刷り込むなどスキンケア化粧品をしっかり顔につけようとすると、ついつい力が入ってしまうものです。
肌に触れることは、肌に多少なりとも刺激を与えることになり明らかに肌に悪いこと。
肌に刺激を与えると細胞が損傷し、猛スピードで分裂して修復を図ります。このとき細胞分裂にエラーが起き、壊れたコラーゲンやエラスチンが作られると、シワ・たるみの原因になります。(P119)大人女子のための美肌図鑑[かずのすけ]
コラーゲンやエラスチンは真皮にある肌の弾力を保っているタンパク質。
ちなみに、年をとるにつれて細胞分裂のペースは衰え、コラーゲンやエラスチンを作る繊維芽細胞が減っていきます。
肌に触れることの負担を減らすためにも、スキンケア化粧品を塗ることはできるだけ控えるべきです。
もちろん顔のマッサージやティッシュ、コットンも刺激になります。
基礎(スキンケア)化粧品は肌にダメージを与えるデメリットが大きい場合が多い
基礎(スキンケア)化粧品は、肌を健康的に美しく保つイメージが大きいですが、実はデメリットの方が大きい場合が多かったりします。
界面活性剤は必ず肌に多少なりとも負担になる
界面活性剤とは、水と油を混ぜ合わせるための成分のこと。
水と油を混ぜ合わせて乳液やクリームを作る乳化作用や、油分を水にうまく混ぜて流し落とす洗浄作用、 肌のバリア機能を壊して化粧品の成分を肌に浸透させる作用があります。
界面活性剤は、特に、石鹸や洗顔料、クレンジングにたくさんの量が含まれています。
他にも化粧水や乳液、クリーム、美容液など多くの基礎(スキンケア)化粧品に使われています。
界面活性剤には主に4種類あります。
静電気防止と殺菌が得意
リンスやトリートメントによく使われる
・アニオン(陰イオン)界面活性剤[低毒性・低刺激性]
洗浄が得意で泡足ちが良い
主に洗顔料やシャンプーとして利用される。
石鹸は陰イオン界面活性剤。
・アンホ(両性)界面活性剤[ほぼ無毒性・無刺激性]
穏やかな洗浄・殺菌で低刺激。
ベビーシャンプーや食品に使われる
・ノニオン(非イオン)界面活性剤[ほぼ無毒性・無刺激性]
乳化が得意で、泡立ち控えめ。
洗浄補助剤や食品添加物として使用される安全性が高く、乳液やクリームなど肌に塗る化粧品に主に使われている。
界面活性剤の悪いイメージの原因となったのが、食器用洗剤による手荒れ。
食器用洗剤に使われている界面活性剤は、当然のことながら食器の油汚れをしっかり落とせるように強い洗浄力を持っています。
ただ、食器用洗剤に使われる界面活性剤は、化粧品に使われているものとは種類や濃度が違うのは当然。
化粧品に使用される界面活性剤は、安全性が高く刺激や毒性も低いものが多くなっています。
ただ、界面活性剤は肌にとっては多少なりとも負担となります。
[界面活性剤の肌への影響]
・肌表面の角質層にある角質細胞の水溶性の保湿成分と、脂溶性保湿成分である細胞間脂質の2種類の保湿成分(自家保湿因子)を溶かしてバリア機能を壊す。乾燥肌やかゆみ、シワの原因になる。
・お肌はたんぱく質でできていて、界面活性剤はアミノ酸の結合を切断してたんぱく質を壊す。(タンパク変性)。
・病原菌やカビを防いでくれている皮膚の常在菌を殺したり、バランスを壊す
ちなみに洗顔料などの合成されたものに比べ、石鹸は肌に優しいというイメージがありますが、石鹸は界面活性剤の固まりです。
合成のものに比べると石鹸は細胞毒性(細胞に与えるダメージや害)が少ないという大きなメリットがあります。
無添加石鹸は、皮脂膜は一時的に取ってしまいますが、皮膚のバリア機能まで壊すことはありません。(P171)きれいな肌をつくるなら赤いお肉を食べなさい[柴亜伊子]
このような見解もありますが、石鹸ももちろん界面活性剤なので、肌へダメージを与える性質を少なからず持っていると考えられます。
そもそも石鹸とは、動物や植物の油に水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)や、水酸化カリウムというアルカリ剤を加えて作る化合物。
石鹸の原料である水酸化ナトリウム(または水酸化カリウム)は、触れれば肌が溶け、目に入れば失明もありえる劇薬です。
もちろん化学反応後は別の物質になるので市販の石鹸はもちろん安全。
[石鹸のメリット]
・洗浄力が強く、皮脂や垢をしっかり落とせる
・分解が早いので肌に残留しても毒性が少ない 。洗顔料などの合成洗剤は分解されにくいため、皮膚の内部に簡単に侵入し、高い細胞毒性がある。
[石鹸のデメリット]
・成分が肌に残留しやすいため、洗顔料以上に刺激になることもある。
・石鹸はアルカリ性のため、肌に刺激になり敏感肌の人は肌荒れすることも。使いすぎは皮膚の常在菌の機能が乱れて肌トラブルを招くことがある。ただ、石鹸で洗った直後は肌はアルカリ性に傾くが、常在菌などの働きによって数分後には弱酸性に戻る。
・洗浄力や脱脂力が強いので、洗いすぎると潤いが奪われて乾燥肌になったり、乾燥しすぎて皮脂腺が活発化し皮脂が出やすくなる場合がある。
防腐剤は常在菌に悪影響
基礎(スキンケア)化粧品に含まれる強い防腐剤は皮膚の常在菌のバランスを崩して、悪い菌を繁殖しやすくします。
ちなみに、日本で防腐剤と呼ばれるのは「化粧品基準」に定めた成分のみ。
他にも防腐効果のある成分はたくさんあり、それを使えば防腐剤フリーとして基礎(スキンケア)化粧品を売ることができます。
防腐剤フリーと謡っているのに、消費期限が長い基礎(スキンケア)化粧品は、「化粧品基準」にない成分で防腐しているということ。
精油や殺菌剤などの刺激の強い成分も使っている場合もあります。
エタノールなど比較的安心な成分でも、防腐効果を出すため高濃度にするので、普通の防腐剤よりも刺激が強くなってしまう傾向にあります。
化粧水は肌を乾燥させる
化粧水には、一時的に肌を潤し肌を美しく「見せる」ことはできますが、お肌を潤し続ける効果はなく、逆に肌を乾燥させてしまいます。
なぜなら、水は必ず蒸発するものであり、皮膚の表面を壊してしまうからです。
皮膚の上の水が蒸発すると角質細胞の端がめくれあがったり浮き上がり、中の水分が隙間から蒸発してお肌が乾燥します。
ヒアルロン酸などの保湿成分が入っていたとしても、水分の蒸発する時間が遅れるだけで、結局水は蒸発します。
蒸発する時間が遅くなると、水分が肌に長く滞在するため、その分多くの水分が皮膚の表面にくっついて蒸発する水分の量も増えて乾燥もひどくなることに。
水分が蒸発した後は、もともと個体であるヒアルロン酸やコラーゲンが粉末になり刺激となって肌を乾燥させることに。
粉末は水分を蒸発させやすくする性質があるからです。
皮膚につけて1~2時間もたてば、水がほとんど蒸発して、ヒアルロン酸もコラーゲンももとの粉末にもどってしまいます。 (P74)「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法[宇津木龍一]
また、皮膚表面の角質層にある角質細胞の主成分である「ケラチン」は、水分を含みすぎると弱くなってしまいます。
湯船に長く入ると皮膚がふやけてしまうのは、角質細胞のケラチンが弱くなってしまったから。
このように、化粧水を塗ることは、肌を乾燥させ肌のバリア機能を弱まらせてしまいます。
オイルは酸化して肌を傷めたり、逆に乾燥させる
オイルは角質層を覆っている皮脂の代わりになるもの。
ワセリンやミネラルオイル、スクワランなどのオイルは、化粧水の蒸発を防ぐフタや外部刺激から肌を守る保護膜としては役立ちます。
ただこのようなオイルは、基本的に保護するだけでお肌を潤す保湿効果はほぼ期待できません。
また、動植物が生成する油脂は、保湿効果はあるものの酸化しやすい性質があります。
1日中塗っていると空気に触れて酸化し、肌にダメージを与えることに。
また、オイルを塗りすぎると、角層にある脂溶性の保湿成分である細胞間脂質を溶かしたり、肌の皮脂分泌が抑えられ、肌の中が逆に乾燥してしまいます。
・炭化水素油
最も安定性が高く、皮膚刺激が少ない。
肌の保湿効果は低く、水で濡れた肌や直塗りをすると皮膚内部の油分を吸着して乾燥を招くことも。
乳液などの後に塗ればOK
ミネラルオイル、ワセリン、スクワランなど
・エステルオイル
炭化水素油と油脂の中間的な性質をもつ
ホホバ油など
・油脂
動植物が生成するオイル。
肌本来の保護膜である皮脂もこの仲間。
保湿作用と肌馴染みに優れ、肌の柔軟作用あり。
ただ安定性は低く、肌の上で分解して刺激になったりニキビの原因になることも。
(参考:オトナ女子のための美肌図鑑[かずのすけ](P85))
香料にはアレルギーリスクがある
香料には天然物・合成物問わずアレルギーのリスクがあります。
香りは鼻から吸収されると、芳香物質は鼻の嗅神経を経て、原始の脳である大脳辺縁系に伝わります。
そのため、香りは自律神経系や内分泌系、免疫系に影響を与えます。
芳香物質の分子は小さいため、皮膚に塗ると吸収されて血液の中まで届き、体内に蓄積する可能性も。
同じ香りばかり嗅ぎ続けていると、香り成分に対する閾値を超える可能性が高くアレルギーを発生しやすくなってしまいます。
基礎化粧品によって肌のターンオーバーのサイクルが乱れ、新しい肌が作られにくくなる
お肌は日々新しく作られており、生まれ変わっています。
古い肌が新しい肌に入れ替わるとお肌の新陳代謝のことをターンオーバーといいます。
このターンオーバーがしっかり機能することで、私たちのお肌は日々若々しく健康的で美しい肌に保つことができます。
お肌のターンオーバーのしくみとは、肌表面の古くなった角質細胞が垢として剥がれ落ちることで、それがサインとして届き、肌の奥にある基底層というところで新しい表皮細胞が作られます。
化粧水や乳液など基礎(スキンケア)化粧品で肌を保湿しベタベタの状態にしていると、角質細胞がベッタリしてうまくはがれなくなってしまいます。
角質細胞が剥がれにくくなるということは、新しい細胞を作って!というサインが肌細胞を作る基底層に送られないということ。
角質細胞がはがれにくくなると角層はどんどん厚くなって、表皮は新しい細胞が増えていかないために薄くなり、その影響で真皮まで薄くなってしまいます。
皮膚全体が薄くなると、くすみや小じわの原因になったり、皮膚下の血管や筋肉が透けやすくなって色ムラができてしまいます。
つまり、基礎(スキンケア)化粧品を肌に塗ることで、新しい肌が生まれにくくなり、ターンオーバーが乱れる原因になり、老け肌を促してしまうことに。
ターンオーバーを正常に働かせるためには、肌には基礎(スキンケア)化粧品を何にも塗らないのがベスト。
皮膚に何もつけていないと、皮膚の表面の角質細胞が垢となって自然に剥がれ落ちるため、基底層でも新しい細胞が生まれ、表皮細胞はふっくら厚く良いものができるためにキメも整います。
キメとは、皮膚の表面である角質層に走っている網目状の溝の部分のこと。
健康的な肌は、角質層のキメが深く、表皮と真皮が深くしっかりとかみ合っていますが、キメが浅いと表皮と真皮のかみ合わせが浅く境目が平らになっています。
表皮と真皮の境の部分は、ちょうど表皮細胞が生まれる基底層にあたります。
基底層が平らだと基底細胞の数が少なくなり、基底層で作られる表皮細胞や角質細胞も少なくなります。
細胞の数が少ないため皮膚は広がれなくなって縮み、細胞がお互いに引っ張り合うようになってキメがなくなってしまうことに・・・。
繰り返しになりますが、角質細胞が垢となって1個剥がれ落ちることでサインとして伝わり、基底層で表皮細胞が1個作られます。
そのため肌はどの部分でも平らである、デコボコにならないのです。
つまり、皮膚の状態は、皮膚表面の角層にある角質細胞がにぎっています。
角質層の状態が良いと、表皮細胞が増えて表皮が厚くなり、表皮が厚くなると真皮でもコラーゲンが作られるようになって、弾力やハリのある肌になっていきます。
このように皮膚表面の角質層は皮膚全体の調整をしているわけで、その角層につける基礎(スキンケア)化粧品については、皮膚全体を左右する重要なものと言えます。
「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法 美肌には化粧水もクリームも必要ありません [ 宇津木龍一 ](P92)によると、 理想の肌は「しっとり」ではなく、「さらさら」。
お肌のためには、基礎(スキンケア)化粧品でしっとりさせるのが良いと思いがちですが、実は何にもつけないさらさらの状態が良いということなのです。
基礎(スキンケア)化粧品でできることは、あくまで「サポート」程度
肌には上記で紹介したようにバリア機能、ターンオーバー、常在菌によって健康的な若々しい肌を保つしくみがあります。
つまりこの3つがしっかり働いていれば、基礎化粧品を使わなくても肌は自ら若返り、健康を保てるようになっているということ。
ただ、肌を含め体の調子はいつも万全かというと、そうではないですよね。
わたしたちはいろんな外からの刺激にさらされています。
紫外線、気温差、ストレス、ほこり、花粉、睡眠不足、栄養不足、運動不足、疲労・・・
このような刺激などによって、体が弱るとお肌のバリア機能も当然弱まります。
例えば、肌に栄養を運ぶ毛細血管は、暑いと体温を下げようとして広がり血行を良くし、寒いと体温が下がるのを防ぐために収縮して血行を悪くします。
寒いと毛細血管が収縮するために、肌に栄養が行き渡らなくなってバリア機能が衰えてしまいます。
健康で美しいお肌の角質層には、約20~30%の水分が含まれています。この水分量が20%以下に減ってくると、乾燥を感じやすくなるようです。(P114)老けないオーガニック[勝田小百合]
外からの刺激や体の不調などによって、バリア機能が壊れて水分が蒸発してしまうと、皮膚は危ないと感じてターンオーバー(新陳代謝)のスピードをアップします。
すると表皮細胞がちゃんと死なずに未熟なまま角質細胞になってしまうことが増えて、肌は厚くなりくすんでしまうことに。
つまり、スキンケアをする上でもっとも重要なことは、弱まっている皮膚のバリア機能を良い状態に保つようにサポートことです。
肌のバリア機能はとても複雑に出来ているため、基礎化粧品がバリア機能の代わりに完全になることはできません。
ただバリア機能のサポートとして、肌の調子が良くないときなどの応急措置としては、基礎化粧品を使うことは有効です。
バリア機能は水溶性の保湿因子である角質細胞と、脂溶性の保湿因子である細胞間脂質の2つの保湿成分によってでできています。
バリア機能をサポートし健康的な状態に早く戻すためには、バリア機能を担って言う角層部分を水分や油分などで保湿することが必要になってきます。
ちなみに、スキンケアとして肌の酸化を防止するために植物由来の抗酸化物質を肌に塗ることも効果的だそう。
こうした成分(=植物に含まれているフィトケミカル)は食べることで健康美容効果がありますが、実は化粧品に配合してお肌に塗ることでも、お肌を守り、抗酸化力や抗炎症力、抗糖化力を発揮して美しく保ってくれることが分かっています。(P126)老けないオーガニック[勝田小百合]
老化現象である「酸化」は、体の中だけでなく、肌の表面でも起きています。
例えば、皮膚から出る皮脂は酸素と結びつくと、過酸化脂質という酸化物に変わって、シミの原因になるなど肌にダメージを与えます。
また、肌が紫外線を浴びることで、皮膚の表面で一重項酵素という活性酸素が発生し、しわやたるみを促してしまいます。
植物由来の抗酸化物質は、真皮まで浸透せずに角質層にあるだけでも効果は期待できます。
特に肌につけて高い効果が期待できるのは、ポリフェノールとカロテノイドです。
美容健康オタクなミニマリスト主婦が実践しているシンプルスキンケアの基本
若々しい美肌のためには、体や肌に良い栄養を食べ物からしっかり摂る、十分な睡眠をとる、運動をして汗をかいて新陳代謝を良くし健康的な肌細胞が作られるのを促すことが一番。
そしてこれらの基本にプラスして、肌をむやみに老化させないためのスキンケア方法を行うことが大切です。
クレンジング、洗顔料はできるかぎり回数を抑える
洗顔料やクレンジングを使って顔を洗うことは、必然的に肌をこすることになります。
肌をこすることは、肌にとってダメージになります。
肌をこすると、肌のバリア機能を担っている肌表面の角質層の保湿成分である自家保湿因子(角質細胞の水溶性の保湿因子と細胞間脂質の脂溶性の保湿因子)がこすり落とされて、肌は乾燥します。
「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法 美肌には化粧水もクリームも必要ありません [ 宇津木龍一 ](P97)によると、角質層にある自家保湿因子は一度こすり落とされると再生するまでに健康的な肌でも3~4日かかるそう。
毎日毎日洗顔料やクレンジングなどで顔を洗ってこすると、自家保湿因子の回復にさらに長い時間がかかってしまいます。
[こすることの肌への害]
・自家保湿因子が失われ乾燥し、その期間が長引くと肌の細胞分裂が止まって皮膚が薄くなりキメのない肌に。
・こすことで肌が炎症を起こし、表皮の中のメラノサイトという色素細胞を活性化させメラニンを増やし、くすみやシミをつくる原因に。
また、洗顔料やクレンジングには、お肌のバリア機能を壊す界面活性剤がたっぷり含まれているものがほとんど。
クレンジングをできるだけ使用しないように、石鹸で落とせるメイク化粧品を使ったりメイクをする頻度を減らしたり、朝の洗顔はお湯だけにするなど、洗顔料やクレンジングをする機会を減らすことがおすすめです。
界面活性剤はできるだけ使用しないか、肌に優しいものを選ぶ
界面活性剤はお肌のバリア機能を壊すなど、使用することで必ず多少なりともお肌の負担となってしまうもの。
ただ、界面活性剤は、水と油を混ぜ合わせて乳化して乳液やクリームを作ったり、 油を水にうまく混ぜて流し落とす洗浄作用など基礎(スキンケア)化粧品にとって欠かせないものであり、まったく使わないということは難しいです。
そのため、肌の若返りのためのスキンケアとしては、界面活性剤との付き合い方が大切。
界面活性剤の使用頻度をできるだけ減らしたり、肌に刺激や負担の少ないアンホ(両性)界面活性剤やノニオン(非イオン)界面活性剤を使用するのがおすすめです。
界面活性剤の一番のおすすめはレシチン。
レシチンは、細胞膜に多く含まれる脂質。
角質層になじみやすく細胞間脂質と同じような性質を持っていて、保護効果があります。
肌のバリアを壊すことなく、むしろバリアを強化してくれます。
ちなみに洗顔料やクレンジングは、基礎化粧品の中でも界面活性剤が大量に使われています。
つまり、洗顔料やクレンジングを使う頻度を減らせば、界面活性剤の使用量を大幅に減らすことが可能ということ。
わたしは朝はお湯だけ洗顔、クレンジングは100%の椿油を使用して界面活性剤の使用を減らすようにしています。
また、クレンジングの負担を減らすために、ETVOS(エトヴォス)やTOUTVERT(トゥヴェール)などの石鹸で落とせるミネラルコスメを利用しています。
体調が万全でないとき以外はしっかり保湿する
基本的は、肌表面にはバリア機能の働きがあり、肌を保湿し外からの刺激から肌を守ってくれています。
しかし、ストレスや環境の変化によってバリア機能が弱まると乾燥しやすくなったり肌が敏感になって刺激を受けやすくなります。
そのため、体調や肌の調子が万全でない時には、肌に保湿剤を塗ってバリア機能をサポートするようにしています。
日焼け止めなどによる紫外線対策はしっかりと行う
肌老化の8割が紫外線による光老化と言われています。
若々しい美肌のためには、紫外線対策は必須。
美肌のためには、スキンケア化粧品のお手入れよりも日焼けどめなどによる紫外線対策に力をいれるようにしています。
ただし、日焼け止めは肌にとって大きな負担になるものも多く、出来る限り肌に優しいものを選ぶようにして日焼け止めを塗るデメリットよりもメリットを大きくするようにしています。
ミニマリスト主婦の過剰スキンケアからシンプルスキンケアまでの道のりと削減できた費用の金額
20代の過剰なスキンケアをしていたころから、現在のシンプルスキンケアにするまでの道のりについてご紹介します。
化粧品毎の金額と1年間に使用する数をかけて、年間の化粧品代を概算ですが計算してみました。
過剰なスキンケアからシンプルスキンケアにしたことで、基礎化粧品代は年間82,900円、メイク化粧品代は3400円の節約になりました。
20代前半:基礎(スキンケア)化粧品のお手入れに夢中
基礎化粧品でスキンケアをすればするほど美肌になれると思い込んでいた時。
化粧品に対する知識もほとんどなく、人気や流行りもののケミカルコスメ中心に使用していました。
スキンケアのお手入れに朝は30分以上、夜は1時間ほどかけていました。
基礎(スキンケア)化粧品代:123,500円[年間]、10,300円[月]
メイク化粧品代: 76,800円[年間]、6,400円[月]
1酵素洗顔1500×3=4500
2スクラブ洗顔(週に1回使用)2000×3=6000
3洗顔フォーム400×4=1600
4クレンジング1000×6=6000
5ポイント用クレンジング1200×6=7200
6導入化粧水1000×4=4000
7美白化粧水3500×4=14000
8化粧水パック用の保湿化粧水1000×12=12000
9美白マスク(週に1回)700×8=5600
10ビタミンC原液美容液3000×4=12000
11美白美容液5000×3=15000
12乳液3500×3=10500
13ナイト用パッククリーム2500×3=7500
14アイクリーム2000×4=8000
15目元用パック(週に1回)700×8=5600
16リップパック500×3=1500
17日焼け止め1000×4=4000
愛用ブランド:アルビオン、雪肌精、ブランシール、ハク、オルビス、アクアレーベルなど
1メイク下地3000×3=9000
2コントロールカラー3000×3=9000
3コンシーラー800×2=1600
4ファンデーション3000×2=6000
5ハイライト700
6シェーディングパウダー700
7おしろい4000×3=12000
8リキッドアイライナーブラック600×6=3600
9リキッドアイライナーシルバーラメ600
10マスカラ下地3000×4=12000
11マスカラカール用1000×3=3000
12マスカラボリュームアップ用1000×3=3000
13マスカラ下地仕上げ用700
14まゆマスカラ800
15アイブロウパウダー1200
16パウダーアイシャドウ1400×3=5200
17クリームアイシャドウ800
18チーク600×3=1800
19リップ1000×3=3000
20グロス700×3=2100
愛用ブランド:メイベリン、マジョリカマジョルカ、ケイト、キャンメイク、エスプリークなど
20代後半:ケミカルコスメからオーガニック・無添加化粧品にはまる
20代後半「アンチエイジングの鬼」を読んだことがきっかけで、化粧品には肌に刺激となる成分がたくさん入っていることを知り、化粧品の配合成分に興味を持つように。
基礎(スキンケア)化粧品やメイクコスメを購入するときは、肌に悪い成分が入っていないかネットで自分なりに調べて購入するようになりました。
するといつの間にかケミカルコスメから無添加・オーガニック化粧品を好んで愛用するようになっていました。
また、オーガニック・無添加コスメに慣れたころは、週に何回かは肌に何も塗らない肌断食を夜やお休みの日にやったりしていました。
基礎(スキンケア)化粧品代:99,600円[年間] 、8,300円[月]
メイク化粧品代:50,600円[年間]、4,300円[月]
1スクラブ洗顔2000×3=6000
2石鹸300×2=600
3クレンジング3000×4=12000
4ポイントクレンジング用のベビーオイル800×3=2400
5保湿化粧水3300×4=13200
6美白美容液3000×4=12000
7セラミド原液4800×3=14400
8乳液4500×4=18000
9ナイト用パッククリーム3000×3=9000
10日焼け止め3000×4=12000
愛用ブランド:
マルティナやアンナトゥモール、オーガニックボタニクス、ネオナチュラル、オーブリーオーガニクスなど
1メイク下地3000×3=9000
2コンシーラー3000
3ファンデーション4000
4ハイライト2000
5リキッドアイライナー3000×3=9000
6マスカラ1200×2=2400
7まゆマスカラ3000×2=6000
8アイブロウパウダー3500
9パウダーアイシャドウ4400
10チーク2000
11リップ3500
12グロス1800
愛用ブランド:エトヴォス、MIMC、ナチュラグラッセなど
29〜30歳:肌断食開始
30代手前、「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法」を読み、肌断食の素晴らしさを知り肌断食を始めました。
まず夜に肌断食を取り入れ、夜のスキンケアを一切やめました。
「アンチエイジングの鬼」を読んだときに、夜は、細胞の修復が行われ新しく肌が生まれ変わる時間帯なのでスキンケアは控えた方がいいということは知っていて、たまにスキンケアのお手入れをにしていたりしました。
夜の肌断食に慣れると、朝もスキンケア化粧品でお手入れをやめて完全な肌断食をスタート。
朝のスキンケア化粧品をやめたばかりの頃は、朝メイクをすると肌が乾燥して粉をふくことも結構ありました。
完全な肌断食を続けて3~4か月経ったころには、肌が強く健康になったおかげか乾燥することが少なくなりました。
1年くらいはスキンケア化粧品をまったく使わない肌断食続けていました。
基礎(スキンケア)化粧品代: 13,500円[年間]、1,200円[月]
メイク化粧品代: 44,200円[年間]、3,700円[月]
1石鹸300
2クレンジング3000×2=6000
3ポイントクレンジング用のベビーオイル800×4=3200
4日焼け止め4000
愛用ブランド:無添加工房岡田、ピュアポタッシュなど
1ファンデーション4000
2ハイライト2000
3リキッドアイライナー2500×3=7500
4つけまつげ用のり1000×4=4000
5まゆマスカラ3000×2=6000
6アイブロウパウダー3500
7パウダーアイシャドウ4400
8チーク2000
9リップ3000
10グロス1800
11つけまつげ500×12=6000
愛用ブランド:エトヴォス、トゥヴェール、ナチュラグラッセなど
31歳〜現在:肌断食からシンプルスキンケアに
肌断食をして肌の調子は良くなったものの、何にも基礎(スキンケア)化粧品をつけられないことに窮屈さを感じるようなり、ゆるーい肌断食とも言えるシンプルスキンケアにチェンジしました。
基礎(スキンケア)化粧品代:44,500円[年間]、月3,800円[月]
メイク化粧品代:47,200円[年間]、4,000円[月]
1石鹸2000円×3=6000
2椿油1400×6=8400
3日焼け止め5200×4=20800
4美容液ミニサイズ2200×4=8800
5ワセリン500
愛用ブランド:ブルークレール、無添加工房岡田など
1.ファンデーション4200
2.デイリー用ファンデーション2300×4=9200
3.ハイライトクリーム3800
4.アイシャドウ4400
5.アイブロウ1500×2=3000
6.チーク&リップ3800×2=7600
7.つけまつげ用のり1000×3=3000
8.アイライナー1900×3=5700
9.つけまつげ500×12=6000
10.グロス用リップ300
愛用ブランド:エトヴォス、トゥヴェール、ヴァントルテなど
美容健康オタクなミニマリスト主婦が過剰スキンケアからシンプルスキンケアへの乗り換えに成功した方法
過剰なスキンケアから脱出するために、実際にやっていたシンプルスキンケアにするための方法です。
1.肌の美肌機能と、基礎化粧品の肌への害について知る
繰り返しになりますが、肌にはもともとスキンケアを何にもしなくても健康と美しさを維持できるようなシステムが備わっています。
そして、基礎(スキンケア)化粧品を肌につけることのメリットももちろんありますが、デメリットもたくさんあります。
また、美肌のために基礎(スキンケア)化粧品ができることはあくまで「サポート」であり大きな効果はありません。
このことを知っておくだけでも、自然とスキンケアをシンプルにしようと思えるので効果的です。
2.基礎(スキンケア)化粧品をつける回数を減らす
スキンケアをすればするほど、肌に触れる・こする回数が増えて肌にダメージを与えます。
肌にダメージを与えないためにも、基礎(スキンケア)化粧品をつける回数や量を減らしてみるようにしました。
基礎(スキンケア)化粧品をつける回数や量を減らしても、肌の調子は悪くなることなく以前の状態をキープすることができたので、次のステップに行きました。
3.複数ある基礎(スキンケア)化粧品のアイテムを1点にする
基礎(スキンケア)化粧品の使用する回数や量を減らしたら、次は基礎(スキンケア)化粧品のアイテムの数を徐々に減らしていきます。
まずは、重複している基礎(スキンケア)化粧品を減らしていきました。
3種類使用していた化粧品、2種類使用していた洗顔料は1点に、乳液やクリームはどちらか1つにと、1つのアイテムにつき1点に絞っていきました。
4.使用する基礎(スキンケア)化粧品を厳選して減らす
複数使用していた基礎(スキンケア)化粧品を1点に絞れることができたら、次は本当に必要なものだけに厳選して数を減らしていきます。
私の場合は、パックやアイクリームなど、特にやらなくても困らないようなものはやめました。
5.基礎(スキンケア)化粧品選びにこだわりをもつ
基礎(スキンケア)化粧品の数がある程度減ってきたら、自分がスキンケアにおいて大事にしたいことや選ぶ際のこだわりを見つけるようにしました。
・気分をあげるために、自分の大好きなブランドものを使う
・スキンケアを楽しみたいから、パッケージの可愛いものを選ぶ
・自然のものが好きだから、オーガニックコスメを選ぶ
このように自分なりのこだわりを見つけたら、そのこだわりに沿った基礎(スキンケア)化粧品を探して使うようにします。
すると、スキンケアの満足度が上がり、他のものを見ても欲しいとか使いたいと思わなくなりたくさんの基礎(スキンケア)化粧品を使わなくても大丈夫になりました。
・界面活性剤はできるだけ使用していないものを選ぶ
・自然なものが好きなので、オーガニックや無添加化粧品を選ぶ
・配合成分が極力シンプルなものを選ぶ
・肌への負担を考慮した配合成分ものを選ぶ
・値段が高すぎないものを選ぶ
補足:インナーケアはしっかりと
過剰なスキンケアからシンプルスキンケアにするためには、シンプルスキンケアにしても肌の調子が変わらないということを実感することが大切です。
過剰なスキンケアからシンプルスキンケアにしたらなんだか肌の調子が悪くなったなと感じてしまえば、やっぱり過剰なスキンケアに戻ってしまいたくなります。
そもそもお肌は、適切な睡眠、栄養バランスのとれた食事、適度な運動によって体の中から作られるものです。
つまり、肌はスキンケアよりもインナーケアによる影響の方が大きい。
スキンケアが肌に与える影響はインナーケアに比べれば小さく、美肌のためにはインナーケアは必須です。
過剰なスキンケアからシンプルスキンケアにするときに肌の調子を良いものにするためにはもちろんのこと、常に美肌のためにインナーケアをしっかりすることが重要です。
わたしは健康と美容のサポートとして、サジージュースを飲むようにしています。
シンプルスキンケアで使う基礎化粧品の選び方の基本
シンプルスキンケアで使う基礎化粧品の選び方はシンプルです。
自分が良いと思える基礎化粧品がベスト
肌に悪いと言われる成分を使っていないものを探し出し、基礎(スキンケア)化粧品を選ぶということももちろん間違っていません。
ただ、肌に優しい基礎(スキンケア)化粧品を徹底的に選ぼうとすると、あれはダメ、これはダメとなってしまいなかなか自分の理想とするものに会えずに疲れてしまいます。
現にわたしはそうでした。
〇〇と▲▲は絶対入ってるものはダメと自分のガチガチの条件に当てはまる化粧品を必死でネットで探したりしたこともありました。
楽しんでやるならもちろん良いですが、自分にストレスを与えてまでやる意味はありません。
言ってしまえば、肌にとってもっとも重要なことは、睡眠、食事、運動と、健やかな心であって、スキンケアが肌に占める重要性は大きいものではありません。
結局は、基礎(スキンケア)化粧品は、自分の考え方や好み、肌に合うものを選ぶことが一番。
肌質や環境は人それぞれ。
ある人にとっては合わなくて刺激になるものでも、別の人だと大丈夫ということも少なくありません。
また、基礎(スキンケア)化粧品には、実際にはその効果がないものでも信じることで得られる「プラセボ効果」があります。
これを塗れば綺麗になれると思うことで、本当に美肌になれるという可能性を化粧品は秘めています。
このような理由からも、肌に優しいということも大事ではありますが自分が使っていて心地よいと感じれるような化粧品を選ぶことが一番です。
補足:イメージだけで化粧品を選ばない
ついつい化粧品はイメージで優しいと判断しがちですが、実はこれ間違っています。
天然由来、天然化粧品は肌に優しいとは限らない
合成のケミカルコスメは肌に悪い、天然もののナチュラルコスメは肌に良いというイメージがありますが、一概にそうとは言えません。
合成(ケミカルコスメ)の特徴
ケミカルコスメとは、石油由来のオイル、溶剤やアルコール、石油系化合物の乳化剤、防腐剤、着色料、香料など石油系の原料で作ります。
1970年から1980年代にかけて、質の悪い石油精製物を使った化粧品でアレルギーになるなどトラブルを抱える人が増えたため、国はアレルギーや刺激になる可能性がある103種類の成分を「表示指定成分」と定めました。
このような事があったため、石油由来の合成で作られたケミカルコスメは肌に悪いというイメージがついてしまったものと思われます。
ただ現代の石油は高度な技術で精製されていて、安全性や安定性がかなり高くなっています。
また、 合成成分は不純物をきっちり把握できるというメリットがあります。
単純で精製しやすく、大量に同じものが作れるため、均一な品質管理も可能。
例えば、化学的に抽出されたワセリンは、かなり安全性が高いものとなっています。
天然由来のナチュラルコスメの特徴
化学物質でできたケミカルコスメの歴史はおよそ100年であるのに比べ、植物や鉱石など天然由来のナチュラルコスメには確かに長い歴史があります。
紀元前4000年ころにはラプスラズリなどの天然鉱石をアイシャドーにし、これには病気を運んでくる虫を負い払う効果がありました。砂漠地帯ではクレイやオイルを肌に塗って日焼けを防いだり、アーユルヴェーダやアロマテラピーなども古い時代から行われていました。効果がなければ長い歴史の中で、とっくに淘汰されたはずです。化粧とは本来、無農薬の植物や天然鉱石をうまく使って外敵やダメージからお肌を守り、美しく保つための生活の自然な知恵だったのです。(P108)老けないオーガニック[勝田小百合]
ただ、植物由来の天然ものは穏やかな作用の成分もたくさんありますが、中にはアレルギーを引き起こしたりかぶれたり、毒素をもつものもあります。
そのため、成分が天然に近いほど皮膚に刺激になることもあります。
また、天然のものには不純物が含まれていて、何が入っているか分からないというリスクがあります。
自然界にある天然のものは季節や天候、産地によって品質はさまざまで、化粧品の成分として使う場合には品質管理が難しいというデメリットも。
天然も合成も結局似たようなものだったりする
天然成分も中身をみれば、たくさんの化学物質の集まり。
そして、合成物質はもともとは天然の原料から作られていて、天然由来100%。
言ってみれば石油も地下から湧き出てきた天然原料です。
つまり、天然か合成かという区別はあってないようなものであり、天然か合成かだけで判断して化粧品を選ぶことは賢明ではありません。
・天然成分
天然から採取したまま、手を加えていない成分。
・合成成分
天然から採取したものを原料にして、それを微生物発酵させたり、ほかの化学成分と反応させたりして作った成分
・天然由来成分
天然から採取したものを原料にして作った成分。つまり原料が天然物なら、それが合成界面活性剤でも「天然由来」と言える。参考:大人女子のための美肌図鑑[かずのすけ](P15)
オーガニックコスメは、肌に優しいとは限らない
ナチュラルコスメの代表格と言えば、オーガニックコスメ。
オーガニックとは元来、農薬や化学肥料を使わずに野菜を育てる有機農法のこと。(オトナ女子のための美肌図鑑 (美人開花シリーズ) [ かずのすけ ](P35)より)
オーガニックは栽培方法の基準であって、肌に塗っても安全な植物を栽培したという基準ではありません。
ただ、オーガニックの植物は農薬や化学肥料が使わずにいたわって栽培するため、一般的に栄養価が高い傾向があります。
その一方で、無農薬で栽培するために、外敵から守るよう毒を分泌するために逆に毒性が強まると言われることもあります。
また、オーガニックの基準は認証団体によって異なります。
ヨーロッパではオーガニックコスメ=有機栽培した植物から摂れる成分のみを使った化粧品と定義されていて認定機関もたくさんあります。
ただ、日本ではオーガニックコスメの認定機関も定義もありません。
そのため日本でナチュラルコスメやオーガニック化粧品として売られているものでも、ほんの少しだけ植物エキスを混ぜただけのものや、化学薬品がたくさん使われているものもあります。
オーガニックコスメをはじめナチュラルコスメによく配合される植物成分が、植物エキスと精油です。
植物エキスは、古い時代から、植物を水、アルコールや油脂類に浸して得たものとして、民間薬、漢方、植物療法において使用されてきました。
植物エキスは、植物の芳香成分やその他の成分を抽出してBGなどの溶剤で薄めたもの。
言ってみれば、化粧品に配合される植物エキスは、化学薬品の溶液のようなもの。
また、植物エキスを抽出するための溶剤としてよく使われるPGやBGは、肌にとって悪い影響を与える可能性もあります。
PG(プロピレングリコール)・・・接触性皮膚炎や溶血作用
BG(1.3ーブチレングリコール)・・・活性酸素が発生し、シミやシワの原因になる
植物エキスは、ほぼ間違いなく、(化粧品全体の)1%以上は入れません。1%以下でも十分な働きをするからです。(P43)化粧品成分表示の読み方手帳[久光一誠]
一方で、植物エキスは濃度が低いので効果も刺激も少ないとする意見もあります。
植物エキスの配合数が多いと必然的に溶剤の量も増えるので刺激になる可能性も。
また、植物性エキスは成分が変質しやすいため、防腐剤や安定剤、酸化防止剤などの化学物質をたくさん配合しないといけません。
植物エキスは有効成分の他にもいろんな水や油に溶けこむ成分が混ざってしまっています。
そのためアレルギー肌や敏感肌の人は、肌トラブルを起こす可能性もあります。
このようにみてみると天然とされる植物エキスは、決して肌に優しいだけとは言い切れません。
また、精油は植物の芳香成分だけを抽出したもの。
植物の芳香成分は多数の化学物質で出来ています。
濃度100%のため、肌への作用や香りによる効果が大きい一方で、刺激やアレルギーリスクをもつものも多いです。
無添加化粧品だから肌に優しいとは限らない
全成分表示が義務づけられた結果、表示指定成分を含まない「無添加化粧品」というものが生まれました。
「無添加化粧品」は、肌に悪いものが全く入っていないというイメージがありますが、実際はそうではありません。
肌にとって良くない成分が入っている可能性は十分あります。
そもそも無添加化粧品と名乗るための明確な基準はありません。
旧表示指定成分など何らかの成分が1種類でも入っていなければ、「無添加化粧品」とすることができます。
無添加化粧品だからと安心するのではなく、何の成分が無添加なのかということをしっかりチェックして、自分の肌に合ったものを選ぶ必要があります。
低刺激・敏感肌用だから肌に優しいとは限らない
低刺激・敏感肌用化粧品の基準は、メーカー独自のもの。
当社比によるデータがベースになっていることも多いそうです。
低刺激・敏感肌用だからと言って、すべての人が安全に使えるというわけではありません。
全て食品でできているから肌に優しいとは限らない
全て食べられるもので出来ている化粧品がありますが、食べられるからといって肌に塗っても安全であるとは限りません。
例えば、食用のオイルは味覚物質を残すために不純物が含まれ、この不純物が肌にとって刺激になったりします。
また、肌に塗った食べ物によって体の免疫システムが働き、食物アレルギーになる経皮感作の可能性があります。
経皮感作による食物アレルギーになってしまうと、皮膚のトラブルだけでなく、その食べ物を一生食べられなくなることも少なくありません。
では、肌に優しい基礎(スキンケア)化粧品の選び方とはいったいどのように選べばいいのでしょうか?
肌に悪いと言われる成分を使っていないものを探し出し、基礎(スキンケア)化粧品を選ぶということももちろん間違っていません。
ただ、肌に優しい基礎(スキンケア)化粧品を徹底的に選ぼうとすると、あれはダメ、これはダメとなってしまいなかなか自分の理想とするものに会えずに疲れてしまいます。
現にわたしはそうでした。
〇〇と▲▲は絶対入ってるものはダメと自分のガチガチの条件に当てはまる化粧品を必死でネットで探したりしたこともありました。
楽しんでやるならもちろん良いですが、自分にストレスを与えてまでやる意味はありません。
言ってしまえば、肌にとってもっとも重要なことは、睡眠、食事、運動と、健やかな心であって、スキンケアが肌に占める重要性は大きいものではありません。
結局は、基礎(スキンケア)化粧品は、自分の考え方や好み、肌に合うものを選ぶことが一番。
肌質や環境は人それぞれ。
ある人にとっては合わなくて刺激になるものでも、別の人だと大丈夫ということも少なくありません。
また、基礎(スキンケア)化粧品には、実際にはその効果がないものでも信じることで得られる「プラセボ効果」があります。
これを塗れば綺麗になれると思うことで、本当に美肌になれるという可能性を化粧品は秘めています。
このような理由からも、自分が使っていて心地よいと感じれるような化粧品を選ぶことが一番です。
30代美容健康オタクなミニマリスト主婦のスキンケア化粧品の選び方
自分が本当に良いと納得できるスキンケアをするためにも、できるだけ肌に負担をかけないような基礎(スキンケア)化粧品の選び方をしています。
界面活性剤はできるだけ使用していないものを選ぶ
界面活性剤は、肌のバリア機能を壊します。
肌のバリア機能とは、肌表面の角質層が担っている働きのこと。
肌内部の水分蒸発を防いだり、外からの刺激からお肌を守ってくれています。
肌のバリア機能は、肌の健康と美しさにとって欠かせないもの。
そんな大切なバリア機能を壊してしまう界面活性剤は極力使わないようにしています。
ちなみに洗顔料は、基本的に界面活性剤の塊とも言えるもの。
洗顔料は、肌に優しいタイプの合成界面活性剤を使用するか、細胞毒性の少ない純石鹸を使用するように心がけています。
自分が好きと思えるものを選ぶ
化粧品には、信じるだけで得られる効果とも言えるプラセボ効果があります。
この化粧品で綺麗になれると信じれば、本当に綺麗なれる可能性を秘めているということ。
プラセボ効果を得るためにも、化粧品は自分がちゃんと好きと思えるものや良いと思えるものを使うことを大事にしています。
わたしは自然やオーガニックなどが好きなので、化粧品も無添加化粧品やオーガニックコスメを選ぶようにしています。
また、肌に塗っても不快感がないようにするためにも、使い心地の良さも重視しています。
ちなみに、オーガニックや無添加化粧品は肌に優しいイメージがありますが、必ずしもそうとは限らないので注意が必要です。
成分がシンプルものを選ぶ
成分がシンプルな方が、肌に合う合わないの判断が分かりやすいです。
また、成分がシンプルな化粧品は、比較的肌に優しいものが多い気がします。
値段が高すぎないものを選ぶ
・基礎化粧品によるスキンケアでできる効果は限られている。
・自分を美しくする方法として、インナーケアに勝るものはない。
この2つのことを念頭に入れて、基礎(スキンケア)化粧品にお金をかけすぎないようにしています。
合成ポリマー使用しているものは選ばない
合成ポリマーは、ビニールの膜のようなもので肌についたらなかなかとれません。
また、皮膚の健康を保つ常在菌も住みづらくなってしまうので、合成ポリマーはできるだけ避けています。
30代美容健康オタクなミニマリスト主婦が使用しているスキンケア化粧品
美容好き30代ミニマリストが使用しているスキンケア化粧品です。
【洗顔】ピュアポタッシュの洗顔フォーム

メイクオフするための、洗顔料としてピュアポタッシュの洗顔フォームを使用しています。
ピュアポタッシュは、敏感肌などの肌が弱い人のために究極にこだわって作られた石鹸。
すすぎも早く、洗いあがりも突っ張らないのでお気に入りです
【クレンジング】大島椿の椿油

ポイントメイクオフや、バッチリメイクしたときのベースメイクをオフするのに、大島椿の椿油を使用しています。
わたしが大島椿の椿油を使始めたきっかけが、この本の内容を読んだことでした。
大島椿という会社は、食べ物としても使うことのできる椿油を化粧品として販売するにあたり、第三者機関に分析を依頼して検査確認していますので、皮膚に塗ることで食物アレルギーになるおそれもありません。(P174)きれいな肌をつくるなら赤いお肉を食べなさい[柴亜伊子]
椿油についてはこちらの記事に詳しく書いています。
【保湿】ワセリン

肌の保護剤として、ワセリンのサンホワイトを使用しています。
ワセリンは、動物の油脂や植物油とは違って、なかなか酸化しづらいのが最大のメリット。
使用する量はほんの少しで、なかなか減らないのでコスパも良いです。
【美容液】ブルークレールのリペアモイストWエッセンス
ベースメイク前の肌の保湿には、ブルークレールの美容液「リペアモイストWエッセンス」を使っています。

ブルークレールは、無添加とオーガニックに徹底的にこだわった国産スキンケア化粧品。
高品質な美容成分を豊富に配合するだけでなく、化学剤不使用であったり、キャリーオーバー(全成分表示義務のない間接的に使用している化学成分など)に配慮して独自抽出までしているほどのこだわりぶり。
ブルークレールは、スキンケア化粧品を使うことで負担となる肌のデメリットをしっかり抑え、メリットを最大限に引き出すための努力がほんとにすごいです。
そんなブルークレール化粧品の美容液「リペアモイストWエッセンス」は、配合成分48成分すべてが美容成分というスーパー美容液。
抗シワ試験・顔色のトーン差(色差)試験を実施済みで、医学雑誌の掲載歴も。
リペアモイストWエッセンスをつけてからメイクするのとしないのとでは、ベースメイクの仕上がり具合が雲泥の差です。
スキンケア化粧品は、肌を一時的に美肌に「見せる」点だけが突出していて、実際の肌へのメリットはわずかで肌への負担が大きいものがほとんど。
しかし、リペアモイストWエッセンスの場合、スキンケア化粧品のデメリットを最低限に抑えながら、肌のコンディションを整える役割や肌を一時的に美肌に見せる仕上がりの良さなどメリットが最大限に引き出されており、優秀さはトップクラスなスキンケア化粧品。
しかし、ブルークレールの化粧品は高品質なだけあって、値段は高め。
スキンケア化粧品は、人によって合う合わないがあるため、いきなり購入するのは勇気がいりますよね。
気軽にブルークレール化粧品を試してみたいという人には、トライアルセットがおすすめです。
ブルークレールの国産オーガニック化粧品のトライアルセットは、「リペアモイストWエッセンス」などの商品ラインナップ10点(通常10,900円相当)が85%割引の1,580円で試せてかなりお得。

わたしも、ブルークレールの美容液と日焼け止めの最初のお試しとして、ブルークレールの国産オーガニック化粧品のトライアルセットを購入しました。
高品質なオーガニック化粧品が盛りだくさんで、ほんとにお得なセットになっています。
【日焼け止め】ブルークレールのUVラグジュアリーデイクリームII
日焼け止めは、ブルークレールのUVラグジュアリーデイクリームIIを使用しています。

老化を促す紫外線から肌を守る役目をする日焼け止めは、スキンケアとして最も重要視。
日焼け止めの場合、老化を招く紫外線ダメージから肌を守ることを最優先されがちなため、肌への負担が大きいものが少なくありません。
しかし、UVラグジュアリーデイクリームIIは、「日焼け止め」ではなく「日中用美容保湿クリーム」とサイトで紹介されているほど肌への優しさをしっかり考慮したりクレンジングが不要だったりと肌負担を軽減するため徹底的に努力して作られています。
さらに、紫外線はもちろんのことブルーライト、近赤外線、花粉、PM2.5や埃などあらゆる外的ダメージからお肌を守るガード力はしっかり。
値段は決して安くないですが、UVラグジュアリーデイクリームIIのこだわりぶりを知ればこの値段は妥当だと心から納得できます。
また、たくさん塗っても白浮きせず、皮膜感のない軽い付け心地も最高。
UVラグジュアリーデイクリームIIを使うと、他の日焼け止めは使いたくなくなります。
UVラグジュアリーデイクリームⅡが気になる方は、ブルークレールの国産オーガニック化粧品トライアルセットでお試しするのがおすすめ。
ブルークレールの国産オーガニック化粧品のトライアルセットは、通常10,900円相当の商品ラインナップ10点が85%割引の1,580円で試せてかなりお得です。
シンプルスキンケアにおすすめのメイクコスメ
シンプルスキンケアをするためには、肌負担を考慮した配合成分でできていて石鹸でオフできるメイクコスメが必須です。
シンプルスキンケアは、肌に極力負担をかけずに肌自身がもっている美肌を作ったり維持する働きを最大限に引き出すためにサポートすることが目的。
シンプルスキンケアによる肌の美肌力を最大限に引き出すためにも、普段のメイクの肌負担も極力減らすことが大切です。
また、クレンジングや洗顔料は肌のバリア機能を傷つけたり壊したりする界面活性剤がたっぷり。
肌が界面活性剤に触れる機会を回数を減らすためにも、石鹸でオフできるメイクコスメを選ぶのがおススメです。
わたしの愛用メイクコスメは、エトヴォス。
エトヴォスは、肌への負担を考慮した配合成分でありながら、使い心地やメイクの仕上がりも文句なしに良いのでお気に入り。
エトヴォスが初めての方には、下地、ファンデーション、フェイスブラシ、スキンケア、ヘアケアアイテムのセット9点5,500円相当が、なんと3,520円OFFの1,980円(税込)で試せるスターターキットがおすすめ。
フェイスブラシだけでも2,200円相当なので、これだけで「モト」がとれてしまうかなりお得なトライアルセットです。
ちなみにナイトミネラルファンデーションとマットスムースミネラルファンデーションは、ナチュラルに肌をきれいに見せる最強の組み合わせ。
もっと早くから使っておけば良かったと後悔しているくらい、ほんとおすすめです。
30代美容健康オタクなミニマリスト主婦の朝のシンプルスキンケア方法
メイクするときの朝のスキンケア方法です。
1.水かぬるま湯で洗顔
夏なら水、それ以外の季節はぬるま湯で10回ほどすすぎます。
寝ている間にできた過酸化脂質(酸化した皮脂)を落とします。
過酸化脂質は、肌にダメージを与えるものなのでちゃんと落とすようにしています。
過酸化脂質は水溶性なので、水だけで落とすことができます。
2.美容液→ワセリンの順に保湿する
お肌のプルプルした潤い感や自然なツヤ感を一時的に作りベースメイクののりを良くするために、ブルークレールの美容液でしっかり保湿した後少量のワセリンでフタをします。
3.日焼け止めを塗る
最後にブルークレールの日焼け止め、UVラグジュアリーディクリームIIを塗って終わりです。
補足:メイクしないときは肌断食ケア
メイクしない日の朝は、ぬるま湯か水で洗顔するだけで基礎化粧品によるスキンケアはなんにもしません。
30代美容健康オタクなミニマリスト主婦の夜のシンプルスキンケア方法
夜はメイクオフをするだけで、基礎(スキンケア)化粧品はなにもつけません。
1.ポイントメイク、ベースメイクを落とす
大島椿の椿油をティッシュにつけて、アイメイクを落とします。
ばっちりメイクのときは椿油を肌全体になじませて優しくティッシュオフしています。
2.石鹸で洗顔する
ピュアポタッシュで洗顔します。
すすぎは50回を目安にしています。
補足:一日中メイクをしないときは、肌断食ケア
一日中メイクをしない日の夜は、過酸化脂質を落とすために、水かぬるま湯で洗顔するだけするようにしています。
もちろん、基礎化粧品によるスキンケアはまったくしません。
30代ミニマリスト主婦のシンプルスキンケアの効果と肌画像
実際にシンプルスキンケアをしているわたしの肌の画像です。(撮影当時年齢35歳)
正直見た目はそんなにきれいな肌ではありません。
ちなみに画像処理は一切していません。


シミやそばかすは多いですが、シンプルスキンケアのおかげで肌の調子は良いです。
・肌がふっくら柔らかい
・過剰にスキンケアしていた頃に比べて肌が明るく透明感が感じられる
・吹き出物や大人ニキビがほとんどできない
・乾燥して粉が吹くことはほぼない
10代20代にしっかり日焼け止めを塗ることをしていなかったつけとして、頬にシミやそばかすがしっかりでてきてしまっています・・・。
痛い目にあっているので、顔の日焼け(紫外線)対策ははかなりしっかりするようになりました。
次に、肌レンズミモレでとった最近の肌の画像データです。



どの項目もそこまで悪くなく、総合点としてはまあまあという感じです。
シミのない部分を撮影したせいか、シミが高得点となってしまっています。
微シワやキメが点数が高いのは、シンプルスキンケアのおかげで肌自体が健康になっているからなのかな~と思いました。
美容健康オタクなミニマリスト主婦のシンプルスキンケアについてのおすすめ本
美容健康オタクなわたしが、シンプルスキンケアについて参考にしているおすすめの本をまとめました。
《まとめ》ミニマリスト主婦のスキンケアの選び方と方法はシンプルで簡単。肌の調子は良好
今回の記事のまとめです。
今回の記事は以上です。